この気持ちはマリッジブルー? 不安になったときこそ冷静に分析してください

スポンサーリンク



結婚が決まったとき、愛する人と結ばれる幸福に満ちあふれ、そのまま入籍まで至る人もいれば(そこから先は知りませんが)、本当にこの人でいいの? 今だんだん仕事が面白くなってきているのに結婚しちゃっていいの? もしかしたらもっといい男が現れるんじゃないの? と、日に日に不安が増していく人もいると思います。いわゆるマリッジブルーというやつです。

いや、でもちょっと待ってください。それって本当にマリッジブルーでしょうか? もしかしたら単に相手に対する気持ちが冷めてきているだけかもしれません。

マリッジブルー

結婚を前にしての憂鬱(ゆううつ)な精神状態。新生活への不安、結婚式の準備のわずらわしさ、許婚者との相性への疑問などから、不眠・食欲不振・過食などが起こる。女性に多いが男性もなるという。

デジタル大辞泉

憂鬱になる原因が結婚後の仕事や相手の家族など、相手そのものではなくその周辺にあるのなら、まだその結婚には希望が持てると思います。相手そのものが原因であっても、「この人絶対将来ハゲそう」とか、「この人めちゃくちゃ背が低いから子どもに遺伝したらかわいそう」などの容姿の問題なら、時が過ぎれば笑い話になるでしょう。

でも憂鬱になる原因が明らかに相手の内面にあるのなら…そこはスルーせずに、じっくりと自分の気持ちと向き合うのが賢明です。

私にはその昔、結婚に向かって進んでいるのに、どんどん相手に対する気持ちに自信が持てなくなり、気がつけばネットで「マリッジブルー」と検索している時期がありました。

その彼との結婚にはここには書ききれない問題がいくつかあったのですが、結局私を悩ませていたのは、彼が時折見せる人間性でした。

阪神タイガースがリーグ優勝した日の夜。私は彼とタクシーに乗りました。タクシーの運転手さんはきっと阪神ファンだったのでしょう。ラジオからは少し大きめのボリュームで、リーグ優勝直後の盛り上がりが中継されていました。

長い暗黒時代を抜けてやっとのリーグ優勝です。そしてここは大阪です。多少大きめの音で野球中継を流していても当然ともいえる状況です。それどころか一般車ならクラクションを長押ししながら箱乗りしてバカ騒ぎしても無礼講のような日です(いや、ダメですね)。

しかし、野球にまったく興味のない彼は、運転手さんにかなりきつめの口調で「ちょっと! ボリューム小さくしてもらえますかっ!」と、吐き捨てるように言ったのです。びっくりするとともに、サーっと気持ちが引いていきました。運転手さんに申し訳なくて、彼の言い方のきつさが悲しくて、なんとも言葉に表せない複雑な気持ちになったことを覚えています。

野球に興味がなかったとしても、阪神が嫌いだったとしても、もう少し穏やかな言い方はできないものかと悲しくなり、私は彼の人間性に疑問を持ちました。

こんなこともありました。

尼崎の脱線事故の被害者や遺族の心情を考慮するという理由で、当時の電車の車体デザインが変更されました。私は彼と電車を待ちながら、世間話的にその話題を出しました。すると彼は、また吐き捨てるように「そんな遺族のわがまま聞く必要ないんだよっ」と言ったのです。

正しいとか間違っているなどという次元で語れる問題ではなく、それもひとつの意見なのでしょう。でも私は思ったのです。

なんてこの人は心が冷たいの? と。

私には、事故当時と同じ車体を見てパニックを起こしそうになるぐらい心を乱す被害者や遺族の気持ちがわかります。自分の身に置き換えれば耐えられないでしょう。

結局私は、彼と結婚しませんでした。正解だったと思います。

そして今振り返ると、結婚に対して不安ばかりを抱いていたあの日々は単なるマリッジブルーではなかったと思うのです。私の気持ちは少しずつ彼から離れているのに、マリッジブルーという言葉を盾にしてそこから目をそらそうとしていたのです。

もし今あなたが結婚に対する不安で悩んでいるなら…それが単なるマリッジブルーなのか、他に原因があるのか、しっかり見極めてください。

自分の気持ちに正直に向き合って突き進めば、人間はたいてい結果に納得できるものです。でももし結婚への憧れや願望を最優先にして、相手への不信感から目をそらそうとしているのなら、後々後悔するかもしれません。

どんな未来でも納得できる自分であるために、ネガティブな気持ちにも冷静に向き合う意思を持ちましょう。

スポンサーリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です