チャーミーグリーンは幻想なのか

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「チャーミーグリーンみたいなCMの夫婦ってあこがれるよねぇ」

この言葉の意味がわかる人はおそらく30代後半以降の方だと思われます。

わからない方のために説明すると、花王が出しているチャーミーグリーンという食器洗い洗剤のCMで、手をつなぐ仲睦まじい老夫婦が登場するので、歳をとっても仲のよい夫婦のことをチャーミーグリーンのような夫婦と表現するようになったのです。

実際チャーミーグリーンのような夫婦を目にすることはありますが、非常に稀なことです。

 

先日、電車の中で不愉快な光景を目にしました。

車両の端の方から、私の隣の空いている座席目がけて80代ぐらいの老夫婦が歩いて来たのですが、先に座っただんなさんが奥さんに向かってずーっと文句を言い続けているのです。

「なんでお前はもっとさっさとできいないんやっ」

「とろとろ歩きやがって」

「何回行ったらわかるんやっ」

けっこう大きめの声で始終こんな感じです。奥さんといえば言われるがままで、黙ってはいはいとうなずいていました。

私はなんだかいたたまれなくなってしまいました。究極のモラハラ夫を目にした気分でした。

どう見ても新婚夫婦には見えないので、きっと奥さんは何十年もこのだんなさんに耐え続けてきたのでしょう。尊敬します。私には絶対無理です。

 

ここまでどぎついのはあんまり見かけませんが、老齢の亭主関白夫婦を目にする機会はチャーミーグリーン夫婦を目にするよりはるかに多いです。

逆に若い世代では人前であからさまにだんなさんを罵倒する奥さんがいたりして、これはこれで問題がありそうです。

 

先日知人が面白い話をしていました。

知人は夫婦で温泉リゾートに行き、夕食はビュッフェ形式だったそうなんですが、そこで超ベタベタにくっついている年配夫婦を目撃したそうなのです。

二人なのに座席は横並び。料理を取りに行くのも常に一緒。しかもしょっちゅうボディタッチ。

「あれは絶対不倫カップルか、歳いって最近結婚した二人やわ!」

なるほど。チャーミーグリーンを賛辞するこの国でも、実際歳を重ねた男女がベタベタするのは異常事態のようです。ある程度の年齢でもベタベタするのは、不倫関係か晩婚夫婦というのが定説。

若くても人前でベタベタするのは好まれませんが、そこに年齢が加わるともう目も当てられない感じなのでしょう。

夫婦仲良くするにも、チャーミーグリーンのような爽やかさが必要ということなのでしょうか。人前でベタベタするのはチャーミーグリーンじゃなくて油汚れってことですね。

 

十年先、二十年先はまた状況が変わるのでしょうが、現代の年配夫婦をみると、奥さんに対する敬意の足りない男性が多いように感じます。
奥さんに先立たれた男性が急に老け込み、だんなさんに先立たれた女性が生き生きとするという話はよく聞きますが、わかるような気がします。

モラハラ夫から解放されたら、残りの人生を思いっきり自由に楽しみたくなるのも当然でしょう。

 

次の世代に生きる私たちは、親世代夫婦を大いに反面教師にして、チャーミーグリーンとまではいかなくても、最低限の敬意をずっと持ち続けられる夫婦関係を築くことが大事です。そうすれば人前で相手を罵倒するなんてことにはならないはずです。そんな偉そうなことを書いている私は独身ですが。

自分で相手を選べる時代なので、最初から敬意を持ち続けられそうな相手を見つけるのがよさそうですね。書くととても簡単ですが、それがすっごく難しくて、何度も書きますがこの年齢まで独身です。

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